
こんにちは、東大夫婦の夫です!
2021年は円安が進んでいることもあり、為替に関心を持つ方も増えてきているのではないでしょうか。
今回はそんな為替変動を利用する投資、FXについての記事です^^
実は私、株や不動産ではなく投資のスタートはFXだったんです!
正直これまで沢山の辛いこと(膨れ上がる含み損・おはぎゃー100万強制損切など)もありました…。

しかし投資家としてはFXに大いに育ててもらったと思っています!
堅実な投資家界隈では何かとタブー視されがちなFXですが、コツをつかめば投資のポートフォリオを下支えする、強力なサポート役になり得ると考えています。
今回はFX歴3年以上の私が初心者向けのFXの基礎知識をお伝えします。
FXをする方だけでなく、単純に為替に興味がある方、米国株やレバレッジ投資をする方にも、何かしら活きる点があると思います!
気軽に楽しく学べる記事になっていますので、是非最後までご覧ください(^ω^)
※FXの基本用語から学びたい方はコチラ
オススメの人
- FXに興味がある人・初心者の人
FXの基本の知識と考え方が分かります♪ - 株式投資や、FX以外のレバレッジ投資をする人
FXからも活かせるポイントがあると思います!
ちなみに、FXで安定して収益を上げるには労力と根気が必要ですので、あくまで自己責任でお願いします。

FXでの夫の辛そうな顔を何度も見ているので、万人にオススメできる投資ではありません。
ほんっとうに何度もメンタル折れかけた…
でも今では諦めず継続してきて良かったと思ってるよ!

目次
FXの基礎知識
そもそもFXとは
FXとはForeign exchangeの略で、直訳すると外国為替両替となります。
海外旅行の際に空港やホテルで両替したことはありませんか。
そこで日本円と引き換えに外国通貨を受け取ったらそれも広義のFXなわけです!

へー!何だか少しFXを身近に感じたよ♪
さて、FXの正体はただの両替です。
ではなぜ両替しただけで儲かる人と損する人が生まれるのでしょうか。それは「為替レートが変動するから」です。
例えば1ドル100円の時に1000円両替をすると、10ドル受け取れますね。
次の日為替レートが変動し、1ドル110円になったらどうでしょう。この時に10ドルを円に両替すると1100円受け取ることができます。
昨日は1000円しか持っていなかったのにレートの変動を利用し2回両替した結果100円儲けることができました(*゚▽゚ノ゙パチパチ

これがFXで収益が出る理屈です、何となく理解できましたでしょうか!
※実際のFXではスプレッドやスワップ等が絡んできますが簡略化しています。
どうして為替レートが動くの?

なるほどね、レートが変動するから儲かるんだ!でもそもそもレートって何で変動するの?
そこはとっても難しい!株よりも為替は色々な思惑が絡みあったマーケットだからね!

為替は株と異なり「実需による取引」が発生します。
実需取引とは投資や投機目的ではなく、ただ本当にその通貨を必要としている人たち(実需勢)による取引のことです。
たとえば円の実需勢とは具体的に誰になるでしょう?
1つの答えは保険会社です。日本で大きな災害があり保険金が大量に請求されると保険会社は困ります。手持ちの円だけでは足りなくなり、やむなくドルにしていた資産を円に戻す(円を買う)という行為が必要になります。そうして確保した円を元に保険金を支払うわけです。
これは投資でも投機でもなく、保険会社の通常のビジネスのために生まれた需要による両替(円買い)ですよね。

実際に3.11の大震災では、保険会社が大量に円を買い戻すという憶測から円買いが殺到して急激な円高に発展したんだよ!
他にも例えば月ごとに支払いをする輸入ビジネスの会社であれば、毎月仕入れ先に外貨で支払をしています。
日本の会社なので普段は大半の資産を円で持っているとすると、月末には円を外貨を交換しなければいけません。これも実需による取引です。
この時、仮に円高だとこの会社はラッキーです!円の価値が高いので少しの円で沢山のドルを用意できますよね^^
また、米国株などの外国株に投資している方は多いと思いますが、米国株の場合は一度日本円を米ドルに(ドル転)してから米国株を買いますよね!これもある意味、株を買うための実需取引です!
為替の値動きの特徴
1番メジャーな投資である株ですが、優良で安定した企業の株は右肩上がりなことが多いですよね。
米国の優良企業だけを集めたS&P500という指数も、長期で見るとずっと右肩上がりで来ています。
株というのは資本主義というルールのもと、企業や世界全体が経済成長するという前提で存在するものだからです。
簡単に言うと、ある日資本主義が崩壊し世界経済が壊滅する!と思う人以外は、長期的には”買い”なのです。



確かに米国S&P500も、成長性が低いと言われている日系平均でも長期で株は右肩上がりだね。
一方、為替は通貨同士の両替でありそれぞれの通貨を本当に必要としている人がいます。
株は基本的に上がると市場参加者みんなが嬉しいものですが、為替の市場参加者それぞれの利害関係は一致しません。
利益相反する多くの市場参加者が同時にトレードするとどうなるのか、、答えは「為替レートは行ったり来たりする」です。

理由は簡単で、安くなって嬉しい人と高くなって嬉しい人が存在するから一方的な値動きになりにくいんですね!
また為替は両替ですので当たり前ですが取引相手の通貨が存在します。例えば米ドル/円の場合は米ドルと日本円、ユーロ/ポンドの場合はユーロとポンドです(これを通貨ペアと言います)。
余程のイレギュラーが起こらない限り、安定した国の通貨ペアでどちらかが一方的に強くなり続ける、あるいは弱くなり続けることはありません。
なぜなら安定した国の通貨であればある程度の価格で実需が買い支えるからです。
逆に、災害や世界情勢の悪化、金利の大幅変動など多くの市場参加者が同じ考えを持つようなイレギュラーな事態が発生すると、一方的な値動きが発生することもあります。
先程紹介した3.11やリーマンショックやコロナショックなどがその一例です。


確かにさっき見た株と比べるとドル円は行ったり来たりだね!
ここまでを端的にまとめます。
- 株:企業・世界の経済成長を見込んで大抵の人が”買う”ものなので右肩上がりになりがち。
- 為替(FX):様々な思惑があり通貨同士の”綱引き”なので、行ったり来たりする。(どっちに動くか分からない!)

でもレートが行ったり来たりするなんて儲けるの難しくない?
そうそう、だからFXで儲けようと思ったら臨機応変な戦略とレバレッジが重要になるよ


レバレッジ?難しい言葉が出てきた…!
レバレッジとは?必要資金は?
FXは外貨両替ですが、厳密にいうと外国為替証拠金取引となります。
この「証拠金」がレバレッジと密接な関係があります。
例えば1ドル100円から101円に上がると予想したとします。
この1円のレート変動で1万円を儲けようと思ったら、普通の両替なら1万ドル、日本円では100万円も必要になります!

100万円投資しても1万円しか利益がでないのは、少し効率が悪いね…
しかしFXなら普通の両替と違い、証拠金を入れることで手持ち資金に最大で25倍(国内FX会社の場合)のレバレッジをかけることができます。
先程の例で言うと、手持ちの資金が100万円なのに25倍の2500万円分の取引ができるので、1ドル100円から101円になったら25万円も利益が出ます!

100万円で25万円も利益が出るなんてすごいね!
でもどういう理屈でそうなるの?
100万円の取引がしたい時、FXなら用意するのは5万円だけで良くて残りの95万円はFX会社から貸してもらえるんだよ!


その5万円を証拠金って言うんだね!
5万円で95万円貸してくれるなんてFX会社は太っ腹だ!
※市況やFX会社によって必要証拠金額は変動します
このように必要証拠金を担保に自己資金よりも多い資金量の取引をすることをレバレッジをかけると言います。
レバレッジという言葉自体はFX以外でも耳にしますね、日本株の信用取引なら最大レバレッジ3倍ほど。
対してFXは最大25倍!儲ける金額も、損する金額も25倍です!これがFXがハイリスクハイリターンと言われる理由です。

ただあくまでも最大でレバレッジ25倍ってだけだから、怖ければレバレッジを低くすればいいんだよね!
そうなんだけど、、分かっていてもレバレッジを抑えるのは至難の業なんだよね!

安易なナンピン、損失を取り返そうと一発勝負、、難解な相場についつい熱くなり、私含め多くの人が身に余るレバレッジで破滅に向かってしまいます…
この悲しいメカニズムはまた後程の記事で紹介します( ;∀;)
実際にポジションを持ってみよう
FXの正体が分かったところで、実際にポジションを取る時の考え方を解説します


1つの通貨ペアに対して数字が2つ並んでるけど、どっちに注目するのかな?
自分が買いで入りたいのか、売りで入りたいのかによるね!
米ドル/日本円をベースに具体例で考えてみよう♪

※米ドル/日本円をドル円と省略します。
ドル高円安になると思った場合

今ドル円が113.4円で、ここからドル高円安になると思ったとします。
ドル高円安とは「ドル円が上がる」と思っているということで、例えば113.4円が115円になるといったことでです。
上げ相場で利益を取るならドル円を買えば良いので、右側の113.405円という買値で買うかを考えることになります。
狙い通りにドル円が上がったら含み益、逆行してドル円が下がったら含み損が出ます。
決済の時には必ず反対売買になるのでドル円を売る(ドルを売って円を買い戻す)ことで取引を終えます。
よって決済時は左側の売値でドルを売ることになります。

ドル円を買う=ドルを買って円を売る(手持ちの円でドルを買う)という意味なんだよ !
円をドルに交換しておいて、ドルが上がったところで売って(円に戻して)儲けるということだね。

ドル安円高になると思った場合

今ドル円が113.4円、ここからドル安円高になると思ったとします。
ドル安円高とは「ドル円が下がる」ということで、例えば113.4円が110円になるといっことですす。
下げ相場で利益を取るならポジションはドル円の売りなので、左側の113.403円という売値で売るかどうかを考えることになります。
先程と反対でドル円が下がったら含み益、ドル円が下がったら含み損が出ます。
決済の時は反対売買なので、ドル円を買う(円を売ってドルを買い戻す)ことで取引を終えます。
よって決済時は右側の買値でドルを売ることになります。

ドル円を売る=ドルを売って円を買う(手持ちのドルで円を買う)という意味なんだよ!
ドルを円に交換しておいて、円が上がったところで売って(ドルを買い戻して)儲けるということだね。

では、ここまでドル円を例にしましたが、一般化すると以下です。
A/Bという通貨ペアの場合
- AがBに対して高くなりそう
→A/Bの買い、決裁時はA/Bの売り - AがBに対して安くなりそう
→A/Bの売り、決済時はA/Bの買い
※ドル円の場合A=ドル、B=円

通貨ペアの左側にある通貨が高くなると思ったら買い、安くなると思ったら売りをすれば良いんだね!
そうそう!
ちなみに買いはロング、売りはショートとも言うよ!

※FXの基本用語を学びたい方はコチラ
まとめ
ここまでお読みくださりありがとうございます!以上でFXの基本はなんとなく掴んで頂けたのでは無いでしょうか^^
FXの基礎知識まとめ
- FXとは各国の為替変動を利用して利益を狙う投資手法
- 為替の値動きは通貨同士の”綱引き”なので、株と違い”行ったり来たり”しやすい
- 証拠金を入れることで自己資金よりも大きな資金量の取引ができる(レバレッジをかけられる)
- A/Bという通貨でAが上がると思ったら買い(ロング)、Aが下がると思ったら売り(ショート)ポジションを持つ。
決済で取引を終了する時はその反対(買いポジションは売り、売りポジションは買い)の売買をする。
FX未経験の方も今までFXに否定的だった方も、FX少し面白そうかも!?と思って頂けたのではないでしょうか。
もちろん全ての方にFXをオススメできるわけでは決してありません!
実際に僕も何度も地獄を見てきました。正直なところ損切した金額は百万単位にのぼります(;^ω^)
しかし、ごく少額のポジションを持つだけでも、デモアプリで値動きを見るだけでも、株や他の資産の値動きと一緒に為替の値動きを見ることで投資家としてのレベルが一段上がると思います!
FXで安定して儲けるのはかなり難しいですが、投資初心者がFXから学べることはかなり多いです。

少しでも興味を持って頂けた方は、FX口座開設や為替の値動きを追うことから始めてみてください!
この記事が少しでも誰かの役に立ったら嬉しいです♪
それでは、皆様のよりよい投資ライフを願って!

ちなみに今後、私の恐怖のFX体験(失敗談)もお届けする予定です。私の失敗からも学んでいただき皆様の糧にして頂けると嬉しいです(;^ω^)
私のメインFX口座はDMMFXです。
スプレッド(手数料)も小さくアプリも使いやすくてオススメです♪
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FXの用語を学びたい方は「FXの基本用語集」 の記事もオススメです♪